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子どもたちの笑顔が何よりもみたい! 〜学生団体Links!!代表菅野萌恵さんインタビュー〜

はじめに

学生団体Links!!はカンボジアの孤児院(AHCO孤児院)の支援を行っている団体です。今回は国境を超えて活動している熱き若者にインタビューしてお話を聞きたいと思い訪問させて頂きました。

—活動内容を教えてください

菅野:私たちはメインの活動として年に二回カンボジアに行きます

菅野萌恵さん

そこでは継続して同じ孤児に行っております。孤児院は15人から20人くらいの子どもたちがそこで暮らしています。孤児院自体は今にも潰れそうというわけでもないのですが、一般的な孤児院に比べ環境がわるくほぼ外みたいな孤児院です。活動としては、半年分の食料などの物資支援、最近は教育支援に力を入れています。英語の先生を週に5回来ていただいて、英語を教えもらいそれをこどもたちに教えています。また昔は学校建設のお手伝いをしたりもしました。あちらの方が農業を始めるとなればトラクターをプレゼントしたりと孤児院に必要なものを考えて活動しています。その時々の孤児院の状態に合った支援を考えています日本にいる間は週1でミーティング。最近ではスタディツアー(カンボジアに行き支援をおこなうこと略してスタツア)で何をやるかを考え、チャリティイベントの企画を考えています。またその収益金をスタツアに当てています。募金活動も行っておりそのお金はカンボジアの子どもたちに使われます。

またスタツアの報告会などもあり日本にいる間も活動は怠らず充実しています。

何か一つのことをやると言うよりかは向こうの環境に合わせて臨機応変に対応(活動)しています。

学校建設などの一大プロジェクトはとても素晴らしいと思います。

でも私たち学生は資金集めをして後はそれを大人の団体に委託するしかありません。

それって結局お金を渡しているだけになってしまうと思うんですよ。それならお金がある大人たちに任せてしまおうと私は思ってしまいます(笑)だから大学生という時間があるときだからこそ規模は小さいけど子どもたちと実際に触れ合って子どもたちのために何ができるのかを考えることが一番意味があるのではないかなと思いました。

かわいいんですよ!子どもたち。私も全員の名前覚えているんですけど、子どもたちも全員私の名前覚えてくれていて…

—名前を覚えてくれるのは可愛いですね!

子どもたちは(年齢が)大きい子から小さい子までいるんですけど(カンボジアに)行ったときに「もえ〜」って呼んでくれると、覚えていてくれたんだ!と本当にうれしいですね。すごくモチベーションになりますね。

子どもたちのために頑張らなきゃ!」とより思わせてくれます。

—年齢が大きい子はどのくらいの年齢?

中学二年生くらいが一番大きいですね。

—高校生(の年齢)になるとみんな働くのですか?

正式に孤児院を卒業して大人になった子が1人くらいしかいないんです。

孤児院自体がまだできたばかりで、まだみんな孤児院を出て行く子たちがいないので前例がないのですが、私たちと孤児院の経営者の希望としては大学まで行ってほしいなと思っています。ですから高校もちゃんと通わせてできれば大学にも…そこからは子どもたちの判断で将来やりたいことを一緒に相談しながらやっていきたいです。

—子どもたちに将来の選択肢の幅を広げてあげたいと?

そうですね。

子どもたちに夢を聞くんですけど、職業を知らないんですよ。

教師か医者の二択しか知らないんですね。だからこの2つの職業しか目指すところがない。子どもたちには色んな世界を見てもらいたいので、カンボジアに行くたびに社会科見学につれていくんですよ。最近では、私たちの活動でガイドさんを連れて行くので、ガイドさんになりたいって子どもがでてきてやっと一個増えたな(笑)って思いました。もちろん本当に教師になりたいってことなら良いんですけどまだまだ職業を知らないだけなので。

—チャリティイベントは何を行っていますか?

次のイベントが夏を予定していて、納涼船を予約してそこにお客さんを呼んで飲み物や食べ物を提供しようかなと考えています。私がイベントで意識していることは硬いものにせず、楽しいことをやってボランティアに興味がないお客さんにも楽しんで貰いたい。私はすごくフランクな団体を目指していて「こんなやつでもボランティアってできるんだ」って思ってもらえたら嬉しい(笑)

なのでボランティアとか関係なく単純にイベントを楽しんでもらってそれをきっかけに私たちの活動を知ってもらえたらなと思っております。

—活動するにあたって一番のモチベーションは?

何と言っても子どもたちが私のモチベーションです。

可愛いということももちろんなんですけれど、行くたびにだんだん仲良くなっていくのもすごくたのしいです。前回のスタツアで子どもたちに英語の練習をすると嘘をついて好きなものをこっそり調査してプレゼントしたんですよ。そうしたらすごく喜んでくれました。わたしが本当に嬉しかったことは一人の女の子が「日本語の辞書がほしい」って言ってくれたんです。私たちはカンボジアに行ったときは子どもたちに全然日本語を教えなかったんですよ。英語のほうが将来幅広く使えるので教えていたんですね。でもその子が私たちと日本語でお話がしたいからって言ってくれたとき本当に嬉しかった。プレゼントした日でスタツアが最終日だったんですけど、私だけ一日だけ延泊していて孤児院に行ったときその子が早速日本語で手紙を書いていて私に「この手紙で間違っているところはない?」って聞いてきてくれてすごく感動しました。

—泣けますね

そうなんですよ。

子どもたちもすごく頑張ってくれていて、一生懸命私たちに恩返しをしようとしてくれるんですよ。自分が大切にしているようなブレスレットをくれたり、勉強も一生懸命してくれます。なので子どもたちを出来る限りサポートして少しでも将来が明るくなってほしい

—菅野さんはLinks!!の代表の何代目になりますか?

5代目になりますね。

2013年に立ち上がったので、毎年代表がかわっているのですね。

私が入ったときには三代目だったので、私で五代目ともなると長くなってきたのかなと(笑)

—ではLinks!!を知ったきっかけは?

学生団体の合同新歓があってそれに参加した時にLinks!!と出会いました。

当時のLinksはとても個性的なメンバーで、ボランティア団体ってどうしてもお硬いイメージがありますがとてもフレンドリーで楽しそうでしたのでLinksに入りましたあと少人数なので自分の意見も通りやすいですし、子どものために活動をしたかったので、うまくLinksの活動とマッチングしましたね。

—今のLinksの魅力はなんですか?

さっき話したんですけど、自分の意見が通るということですね。

例えば、英語の先生をお呼びしたいと考えたとき、実現できましたし

今度はタブレットの技術も身につけたいと思っていて、自分が思ったことを言える、実現できる団体というところですね。そして同じ孤児院を支援することで子どもたちとより絆を深められるということですね。

—現地ではどうやってコミュニケーションをとっているのですか?

基本的に英語ですね。

カンボジアは結構観光が発達してきていて、基本大人たちは英語が話せます。

子どもたちも私たちが英語を教えたりしているので中学生の子たちは結構話せる子が多いです。小さい子たちは言葉でコミュニケーション取らなくても遊んでいるだけでそれが十分コミュニケーションになるので。

—最後に何か一言

そうだ!

今年の8月に新たな試みとして

Linksメンバーではないけど、スタツア参加者を募集します。

普通のスタディツアーって本当に高いんですね。

ですから学生向けに格安で10万くらいで考えております。

—なるほど!詳しくわかりましたらまた告知させていただきますね!

まとめ

今回はカンボジア支援の活動を行っている団体の第2弾でしたね。(前回はチョルモイの香山さん)。しかし同じカンボジア支援でも全然活動内容も志も違いました。菅野さんは子どもたちのお話をしているときがとても楽しそうで本当に子どもたちのことを愛していて彼らのために活動しているのだなと感じられました。今回の取材での「楽習ポイント」は「絆」でしたね。本当に子どもたちと菅野さんの絆を強く感じることができ、それは両者がお互いに思い合っていたからこそ生まれた何にも代えがたい宝物だと思います。我々も絆をテーマに活動しておりますが、今回の訪問ではそれが本当に勉強になりました。

7月にチャリティイベントが開催されるのでそれはまた後日詳細を発表しますので皆さんお楽しみに!

押久保 翔也

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